ブランド情報 時間:2023年4月14日
GMTマスターとは何ですか?ロレックス GMTマスター2を徹底解説
GMTマスターは地球上の異なる任意の2ヶ所の時間を同時に示すことができる時計で、航空会社のパイロットの要望により開発されました。 回転ベゼルと24時間針があり、通常の短針(時針)は12時間に1回転します。 この短針は、単独で動かすことが可能です。
ロレックス GMTマスター2は時差を簡単に把握できるのが特徴的な時計です。世界を飛びまわるパイロットをはじめとし、海外出張の多いビジネスマンや海外旅行によく出かける人からも高い支持を得ています。何度もモデルチェンジを繰り返しており、なかにはレアな個体も存在します。
ロレックス GMTマスターは、パン・アメリカン航空からの依頼により作られたパイロットウォッチです。いまいる国の時間だけでなく、他の国の時間も確認できるGMT機能があるのが大きな特徴といえます。
GMTマスターが誕生したのは1954年です。簡単に時差を確認できる便利さが評価され、多くのパイロットからの人気を獲得しました。
1983年には、いまのモデルの基礎となるGMTマスター2としてRef.16760が登場しました。ベゼルの色はそれまで赤と青でしたが、GMTマスターとの差別化を図るため赤と黒組み合わせとなっています。GMTマスターは1999年に生産を終了しており、現行モデルが発売されているのはGMTマスター2のみです。
2007年に発売されたRef.116710LNでは、ベゼルの素材がそれまでのメタルからセラミックへ変更されました。これにより、堅牢性が向上しただけでなく、見た目の高級感もアップしています。なお、それまで2色で表現していたベゼルは黒1色になっています。
ただし、2013年以降、ツートンベゼルのデザインが復活しています。やはりGMTマスター2らしさの象徴ともいえるツートンベゼルの人気は高いです。
そもそもツートンベゼルが一時的になくなったのは、セラミックのパーツを2色で表現するのが難しかったためです。しかし、技術が向上したことにより、再びより美しい状態でツートンベゼルが復活しました。
GMTマスター2はパイロットだけでなく、海外出張や旅行へ出かけることの多い人からも人気となっています。
GMTマスター2は、もともとのGMTマスターとは大きく異なる特徴をもっています。たとえば、GMTマスターは短針を単独で動かすことができず、ベゼルとGMT針の位置関係から2カ国の時間を読み取っていました。しかし、GMTマスター2では短針を単独で動かせることから、3カ国の時間の読み取りが可能になっています。
また、両方向回転ベゼルがついており、24時間時計として機能する点も魅力のひとつです。素材にセラミックが使用されるようになって以降、さらに高級感のある上品な質感が出るようになりました。
GMTマスター2といえば、ベゼルにあしらわれた2色のツートンカラーも特徴的です。特に赤と青の組み合わせの人気が高く、世界中で高い人気を維持しています。
GMTマスター2は、100mの防水性も有しています。そのため、出歩くことが多くても、どのような場面でも安心して身につけられるでしょう。
また、現行のRef.126710BLNRやRef.126710BLROのムーブメントにはCal.3285が搭載されており、パワーリザーブは70時間になりました。
なお、GMTマスター2にはレアな個体も存在し、ロレックスの他の種類に比べても豊富です。たとえば、Ref.16710の一部では、文字盤に印字されている「GMT-MASTER2」の「2」の部分の字体が異なっているものがあります。有名どころでは文字盤の6時位置にあるモデルネーム「2」の上下の横棒がない「II」スティック・ダイヤルと呼ばれる個体でしょうか。
他にも、Ref.1675の中には、ミラーダイヤルとよばれるレア個体も存在します。さらに、GMT針の先端が通常に比べて小さいという特徴を備えているものもあり、すべての条件を備えている場合は高値がつきます。
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