ブランド情報 時間:2023年3月23日
IWC(アイ ダブリュー シー)時計の魅力を解説。
元々、IWCという会社はアメリカ人が高性能なスイス製懐中時計を製造し、自国(アメリカ)に輸出するために作られた会社です。スイスの時計生産のエリアの多くは西側のエリア(フランス語圏)にあり、シャフハウゼンはそこから見ると少し離れた場所にあります。家内工業の盛んな土地であったシャフハウゼンに工場を置く関係で、その人たちに時計技術を育成することも昔から行っておりました。そのため、IWCは時計メーカーでも数少ない時計学校を運営しているのです。卒業生のほとんどは卒業後もIWCでキャリアを積みますが、他の有名メゾンで活躍の場を見出す卒業生もいるようです。ちなみに、こちらの卒業生は学歴に例えるととても優秀な学生が多いとか。そんな技術者がつくっていることも、このIWCの素晴らしい時計に対する深みへと変わります。技術者を創出して、様々なメーカーに送り込んでいるのもIWCならではないかと思います。時計学校の授業の一環として、過去に作られたムーブメントなどのパーツを制作していますので、かなり古い時計でも修理が可能というのも魅力の一つと言えます。
時計好きを引きつける魅力とは
腕時計ファンが感じる時計の魅力は、ブランドごとに異なれば、人によっても違うだろう。多面的な楽しみ方ができることも、愛好家にとっては時計を愛して止まない理由である。では、IWCが熱心な愛好家を引きつける魅力とは、いったいどのようなものなのだろうか。その秘密を探ってみたい。
洗練されたデザイン
絶えず継続的にモデルチェンジをしているIWCは、質実剛健な時計への評価と合わせて、ユーザーを飽きさせることのない商品展開や洗練されたデザイン性を両立している点も魅力だ。ドイツ文化を多分に受けている影響で、スイスブランドに見られる華やかさは影を潜める。貴金属ブランドの時計のように宝石をゴージャスに使用することも皆無だ。しかしながら、一度見たら脳裏に焼き付くような、独特の気品と存在感をたたえている。そのような不思議な引力が備わっているものが、IWCの時計なのである。シンプルさの裏に隠された緻密な設計と、それによって実現されたスタイリッシュさと上品さに、IWCの魅力の秘密があるのだろう。
生産終了モデルでも修理対応
IWCのもの作りへの責任感が強く感じられる点に「永久修理」を掲げていることがあげられる。作ったものは直す、この姿勢を徹底して貫き続ける強靭な意思に、IWCの理念が詰まっている。通常の時計メーカーでは、当該モデルの生産が終了して暫くすると、修理の受け付けは終了となる。IWC コピー販売していないモデルの部品の製造や保管には、販売中の時計のパーツを超えるコストがかかるためだ。しかし、IWCではこのようなことはない。1868年の創業以来、販売してきた時計全てにおいて、今もなお修理を受け付けている。アンティーク市場において、一定のポジションを確立しているのも、この永久修理を実践していることが影響しているのだ。
代表的なコレクション
IWCでは、現在6つのコレクションを主軸に据えたモデル展開をしている。そのどれもが個性的で、完成度に優れたコレクションだ。ひとつひとつの個性や特徴について、じっくりと検証することにしよう。IWCは、スイスが持つ高級時計作りへの誇りと、ドイツが有する複雑機械製造へのこだわり、そしてアメリカ式の経営感覚など、多様なマインドがミックスして練り上げられた高級時計だ。独自の感性で唯一無二の作品を世に送り続けるIWCの時計を身に着け、高い機能性と造形美に支えられた生活を送ってほしい。
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