ブランドコピー >> ジャガールクルト大研究 名門時計ブランドの歴史,魅力
連絡先: [email protected] 担当者: 小澤 正幸

ブランド情報 時間:2023年4月19日

 

 

ジャガールクルト大研究 名門時計ブランドの歴史,魅力

ジャガールクルトはロレックスやオメガなどに比べると一般的な知名度では劣るかもしれません。しかし、高級腕時計に詳しい人にはデザイン性のある高級腕時計ブランドとして認知されています。
ジャガールクルトの創業は1833年で、その長い歴史のなかでずっとマニュファクチュールブランドとしての地位を守り続けてきました。そうした伝統あるジャガールクルトを代表するコレクションがレベルソです。そこで、この記事ではレベルソについて掘り下げて解説していきます。

コレクション名のレベルソという言葉は、「回転させる」というラテン語に由来しています。その名の通り、レベルソ最大の特徴は「文字盤を180度回転できること」です。これは他社の腕時計ではあまり見られない、レベルソならではのアイデンティティとして多くのユーザーから支持されています。
モデルによって裏返すと金属面が出てくるもの(モノフェイス)と、違う文字盤が出てくるもの(デュオ)の2種類が用意されており、ユーザーの好みによって選べるのが大きな魅力です。ビジネスとカジュアルで裏表のデザインを使い分けるといったユニークな着用方法も人

レベルソはジャガールクルトの創業からおよそ100年が経過した1931年に発表されたコレクションです。製造のきっかけとなったのは、1930年代初期にインドに駐在していたイギリス人将校からのある相談でした。
それは「腕時計をつけながらポロ(馬に乗って行う団体球技)をプレイしているとスティックがあたってケースが壊れることがある」というものです。この相談を受けてジャガールクルトは、ケースを反転できる腕時計の開発に着手しました。
その結果、ポロのプレイ中は腕時計のケースを反転させて金属面を表にしておけば、スティックが当たってもケースを守ることができるという発想が生まれ、のちのレベルソの礎となりました。
そのため、開発当時のレベルソの裏面はすべてステンレスケースバック仕様であり、基本的に表面のケースを守ることに重点が置かれていました。しかし、時代の移り変わりとともに風防はプラスチックからサファイアクリスタルに変わるなどのモデルチェンジが行われ、現代ではケース両面に文字盤をあしらったデザインも登場しています。

レベルソは、ジャガールクルトを代表するコレクションであり、多くの魅力があります。ここからはレベルソの特徴を3つに分けて詳しく解説していきます。
特徴①オン/オフを分ける2つのフェイス
レベルソユーザーにとって最大の魅力はなんといっても「ケースを180度回転できる」ことでしょう。ケースを回転させるギミックは、その仕様を知らない人からするととても斬新なアイデアに映るはずです。身に着けることで注目を浴びることができ、ユーザーの満足感を高めるのに一役買ってくれます。
デュオタイプであれば、表面にシンプルで普段使いしやすいタイプ、裏面にドレッシーなものやカジュアルな場所に向いているタイプなどを選ぶこともできます。1つの時計で2本分の用途を満たすことができるのは、大きな魅力となるでしょう。
さらに裏面に文字盤のないモノフェイスの場合は、イニシャルや好きな言葉などを刻むことができます。時間から解放される仕事終わりには、金属面を表に出してブレスレットのような使い方もできるでしょう。
特徴②随所にちりばめられたアールデコの美学
レベルソのデザインは基本的に直線を用いたアールデコを採用しています。アールデコはどちらかというと、実用的で機能的なデザインを重視しており、比較的シンプルな装飾が特徴です。しかし、このシンプルさがレベルソの特徴である長方形のケースにマッチしており、上品な美しさを強調しています。
また、文字盤の上下には光を反射してきらびやかな印象を与えてくれるゴドロン装飾が配置されていることも、シンプルでありながらエレガントさを感じられる理由です。悪目立ちしにくいアールデコの特徴をふんだんに取り入れたレベルソには中性的な魅力があり、男女問わず人気を博しています。
特徴③紳士・淑女に似合うレクタンギュラーウォッチ
レベルソはレクタンギュラーウォッチの代表格としても有名です。レクタンギュラーウォッチとは、ケースデザインが縦長の長方形の腕時計を指します。丸くかわいらしい印象を与えることの多いラウンド型に比べると、サイズにかかわらず腕に収まりやすく、ドレッシーでありながら上品さを感じられるのが魅力です。そのため、レディースの場合は「エレガントさや知性」、メンズの場合は「クールでダンディな大人の魅力」を感じさせてくれるデザインとして人気があります。
また、そもそもレクタンギュラーウォッチは「腕時計にとってチャレンジの象徴」であることも忘れてはいけません。なぜなら、ムーブメントの形を考えると、時計はラウンド型になるのが自然だからです。丸いムーブメントを採用すると、長方形のケース内部には隙間が空いてしまい、コスト面から考えると無駄が生じます。実際に、腕時計が作られ始めた当初はラウンド型のデザインが主流でした。
しかし、レベルソが作られた1930年代ごろにアールデコ様式が流行したことによって、スクエア型やレクタンギュラー型に挑戦するブランドが誕生した経緯があります。
レクタンギュラーウォッチは、それまでの常識にとらわれないチャレンジ精神の象徴として今でも腕時計愛好家のなかで愛されており、レベルソの人気にもつながっているのです。

 

時計に本来必要な価値―精度や安定性、長く使える安心感―を追求しつつ、時代のニーズに応えようとする、まさに「職人気質」の集団だからこそできた豊富さと言えます。

 

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