時間：2024年1月6日

プラダバッグは何でできていますか？

1978年頃オーナー兼デザイナーに就任したミウッチャ・プラダは何か新しい素材をデザインに取り入れたいと考え、採用された素材がポコノです。 ポコノとは本来工業用素材で、パラシュートやテントに使われており撥水性に優れ、機能的で耐久性も高く光沢感があることが特徴です。

「ポコノ」はプラダ創業者「マリオ・プラダ」の死後、経営者兼デザイナーに就任した孫娘の「ミウッチャ・プラダ」が生み出した素材、そしてシリーズです。光沢のあるナイロン素材に三角形のロゴプレートを採用したデザインは、現代ではプラダの代名詞とも言えるほどのアイコンバッグとなりました。
当時のプラダは、戦争の影響やブランドの路線変更をしたことで人気が低迷していました。経営を引き継いだミウッチャ・プラダは「これまでにない革新的なものを」というスタンスのもと新しい素材の模索を開始。そこで辿り着いたのが、テントやパラシュートなどのミリタリー用品に使用されている「ナイロン素材」を改良しオリジナル素材として発表した「ポコノ」。
ポコノはシルクのような肌触りと、軽いのに耐久性があり丈夫という機能面に優れた素材でしたが、ラグジュアリーブランドとして、この素材を取り入れることに反対の声も多く上がりました。しかし、発売開始から数年でポコノシリーズは大ヒットし、「プラダといえばポコノ」と言われるまでに。
また、2021年末までに「プラダ スーパーコピーで使用されているナイロンのすべてをリサイクルナイロンに移行する」という方針を発表し世間を驚かせました。

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